違いのわかる都市生活日記

40代男性の都市生活よりピックアップされたおいしいデータの紹介

CROWN

相方の誕生日ランチをパレスホテル6Fのフレンチレストランで。乾杯はハウスシャンパンのルイロデレール、フィンガーフードともに。アミューズも別に2種類で嬉しい構成。前菜が2種より選択。ツレは「スコットランド産サーモンのコンフィ セロリラブのレムラード 胡瓜のジュレとアヴォカドのピュレ 紫蘇の葉を添えて」、私は「帆立貝のソテー タンドリー風味 カリフラワーのデクリネゾン」、海の家的な料理もモダンな味わいに。メインも2種より、ツレが「パンタード胸肉とモリーユ茸のブション仕立て ロワール産ホワイトアスパラガス オニオンキャラメリゼ ノワゼットのエミュルジョン」、私が「サンピエールのムニエル ハーブの香るポテトのルーロー スープドポワソンのクロメスキ スービーズ風」、立体的なビジュアルがそそります。そしてサプライズ的なバースデイソングの合唱でお祝い気分を盛り上げてもらい、デザートタイムへ突入。「サフラン風味のオレンジジュレとグラス ノワゼットのクレムー キャラメルクルスティアン」とミニャルディーズをゆったりと。都心のど真ん中でも開放感ある眺望はパレスホテルならではのもの。エレガントなインテリアと料理で好印象でした。

食後は皇居東御苑皇居外苑日比谷公園と散歩。ラストは先月オープンした銀座東急プラザをパトロール、休憩は「数寄屋橋茶房」で。新たなランドマークの誕生を実感した次第です。

夢の吊橋

閏日に一度は渡ってみたいと思っていた「夢の吊橋」へ。距離があるので前泊してます。薩堆峠で富士を眺めて休憩の後、かねてより待望の寿司店「末廣鮨」でランチ。握りも旨いけれど、クラウンメロンが記憶に残りそうです。そしてロダン館のある静岡県立美術館へ移動。音声ガイドとともにゆったりと過ごすアートな時間。3時頃に「日本平ホテル」到着。入口からのダイナミックな景観は訪問する価値の高いもの。相方のエステが終わると、テラスラウンジでパンケーキを。庭園をぶらついた後はアッパーラウンジで夕景をシングルモルトを傾けながら。大浴場があったなら、もっと魅力的なのにと思わずにはいられない眺望。翌日も朝感の高いラウンジでの朝食は満足度が高く、桜えびのオムレツにはローカル色が強く感じられなかなかでした。そぼ降る雨のなか寸又峡を目指し、到着するころには晴れ間が広がる運の良さ。チンダル現象であるターコイズブルーの湖面も見ることができ、新緑、紅葉の時期であったならばもっと深い感動があるのだろうと想像してしまいました。訪れる人も少なく穴場、楽しみにしていた「晴耕雨読カフェ」が休業で残念でしたが、帰路にある「道の駅 フォーレなかかわね」の茶室でお茶。締めくくりは「川根温泉 ふれあいの泉」でひとっぷろ。「ほぼ日」の企画に便乗して思いついた休日でしたが、閏日くらいは好き勝手に過ごすの大賛成なのであります。

英国の夢 ラファエル前派展

Bunkamuraザ・ミュージアムへ行ってきました。ヴィクトリア朝の美しい絵画が好きなので、まさに好みにストライクな展覧会。ミレイ、アルマ=タデマ、ヘンリーハントははずさない安定感、技術的にも圧倒的に表現の深さが違います。個人的なベストはバーン=ジョーンズ「フラジオレットを吹く天使」、雰囲気ある色彩と表情が傑作。そして今回は知らなかった二人の画家に巡り合えた倖せにも興奮を。ダニエル・マクリース「祈りの後のマデライン」とチャールズ・エドワード・ペルジーニ「シャクヤクの花」です。他にも物語性のある佳作が揃い、先月出かけた「フェルメールレンブラント」も充実の内容でしたが、それを上回る満足度を感じました。ちなみに入館する前のランチは「春秋」で野菜多めでヘルシーに。

パッション

代官山ヒルサイドテラスにある老舗フレンチレストランに久しぶりの訪問。料理も内装もクラシックな印象そのままで、時の流れを感じさせない風格があります。グジェールとにんじんのムースのアミューズからスタート。前菜は「エスカルゴと豚足のフレジナ アリゴピューレ添え」、スープが季節を先取りの「グリンピースのポタージュ」、メインをスペシャリテである「カスレ」に。料理にはロオジェのような研ぎ澄まされた尖がりを感じることはないものの、骨太な揺るぎのない安心感があります。暖炉の炎を眺めながらの素敵なランチは満足度120%。まだワインも残っていたので、ワゴンよりウオッシュチーズもいただき更に満足度アップ。デセールもバレンタインの時期らしいチョコレート系のタルト、そして小菓子のワゴンも。まさに優雅なデジュネを過ごせる東京でも有数のレストラン。マダムトキ、リストランテASOと並び、代官山での記念日使いにははずせない一軒です。

鎌倉からはじまった。 1951-2016

今月の2週目の休日に訪れたのが「鎌倉近代美術館」。たぶん以前の訪問は15年ぶりくらい前のこと、閉館になってしまうということでもう一度。展示ではなく建物を堪能することが目的。名残を惜しんでまいりました。鶴岡八幡宮の境内というロケーションもこちらならではの魅力の一端。1階スペースの絵になる雰囲気が好きでした。当日も私と同様の気持ちの人たちで賑わっておりましたが、明日は最終日ということで更なる人出が予想されます。ですが再び入場できるか(保存されるのか)確かではないので、まだの方は万難を排してお出かけくださいませ。

無雙庵枇杷

クリスマス休暇に西伊豆へ。森の入江の高台の≪露天風呂付き離れ≫で癒されてきました。「箱根吟遊」や「月のうさぎ」、「あせび野」あたりとともに宿泊希望の優先順位では上位にあって、2万円代後半の格安プランを見つけたのでつい予約してしまった次第。客室の広さや眺望は期待通りに文句なし。テラスの露天風呂も開放感があり想定以上の心地良さでした。夕日を眺めながら、ビールを飲みながらの湯浴みは最高のひとときで、泊まった甲斐を感じました。裏山散策もここならではのお楽しみ。貸切露天風呂に魅力が欠けることと、ラウンジのパブリックスペースにもっと艶があれば、ハード面では言うことなしの施設であると思います。食事は味覚的には問題はないのですが、高級食材をあまり使用していないのはコスパの満足度では低め。またこちらのメリットとしては、他のゲストとほとんど顔を合わすことがないくらいのプライベート感は訳ありカップルには最適ではないでしょうか。トータルの満足度では自分史上ベスト5には位置するおすすめの宿でした。

一日目:

三島スカイウォーク
東京ラスク伊豆工場
東府や ベーカリー&カフェ

二日目:

恋人岬
フルーツランドギャラリー
江間いちご狩り
沼津 魚河岸丸天
御殿場アウトレット

杉山清貴 モーツァルトホール - かつしかシンフォニーヒルズ

立石へ出向いた理由は元々は「宇ち多゛」ではなく「クリコン」のため。相方の付き添い的な感じではありました。スローな曲調が多く取り上げられ、まさにアダルトな雰囲気。1曲目の緊張感から引き込まれました。トークは肩のチカラが抜けた他愛のない話でゆる~い感じ。緊張と緩和のバランスがよく、クリスマスソングや映画音楽のスタンダードをはさみつつ、ときにオメガトライブ時代のヒット曲で盛り上がる飽きのこない展開でした。ホールの音響も観客のマナーも良くて、後味スッキリのコンサート。杉山氏に感じた丸くなった印象は、いい意味でいい年の取り方のような気がしました。ライブがはねた後は立石へ戻り、目当ての「蘭州」で餃子三昧。水餃子が抜群で、ゴキゲンな打ち上げとなったのは言うまでもありません。